後遺障害等級の詳細および請求できる賠償金の種類・目安
数字が小さくなるほど症状が重くなる
先ほども述べたように、後遺障害等級は数字が小さくなるほど症状が重くなるのが特徴です。したがって、数字が小さくなるほど、つまり等級が上がれば上がるほど、請求できる賠償額も上がります。
等級認定を受けるには、所定の手続きが必要です。申請をしたからといって、必ずしも等級認定されるわけではなく、「非該当」と判断される場合もあります。そうなると賠償金を請求できなくなりますので、不備や漏れがないように進めることが大切です。
後遺障害慰謝料と後遺障害逸失利益の2種類を請求可能
後遺障害等級が認定されたら、等級に応じた後遺障害慰謝料と後遺障害逸失利益の2種類を請求可能です。後遺障害慰謝料とは、交通事故による後遺障害が残った被害者に対して支払われる賠償金のことで、精神的苦痛を補償する意味もあります。
後遺障害逸失利益とは、後遺障害が残らなければ将来得られたはずの収入のことです。後遺障害の等級や被害者の年収、症状固定時の年齢などの要素に、労働能力喪失期間に対応するライプニッツ係数を掛けて算出します。
賠償金額は自賠責保険基準より裁判基準のほうが高め
賠償金額を決める基準は、自賠責保険基準・任意保険基準・裁判基準の3種類です。自賠責保険基準は最低限の補償しかされず、3種類の基準の中ではもっとも低くなりやすい傾向にあります。
任意保険基準では保険会社が独自に定めた基準に基づいて金額が支払われますが、自賠責保険基準と同額か、少し高くなる程度であることが多いです。裁判基準は過去の判例に基づいて作られた基準であり、もっとも高額な慰謝料を狙いやすい傾向にあります。