後遺障害等級認定を受けられなかったときの主な対処法

自賠責保険会社に再審査を求める「異議申し立て」

後遺障害等級認定を受けられなかったときの主な対処法について解説します。1つ目は、異議申立てです。回数制限はありませんので、慰謝料請求の時効にかからない限り何度でも手続きできます。費用もかかりません。

ただし、初回の結果を覆すには、説得力ある新たな証拠・資料を提出する必要があります。原因をしっかりと分析した上で対策を練るのが、成功に導くコツです。個人で対応するのが難しければ、弁護士に依頼するのも検討しましょう。

共済紛争処理機構に調停を申請する「紛争処理制度」

2つ目の対処法は、紛争処理制度です。自賠責保険・共済紛争処理機構に対し、後遺障害等級認定の妥当性の審査を依頼します。あくまで等級認定の結果が正しかったかどうかを判断するための制度であり、新たな証拠書類の提出はできません。

結果が通知されるまでに3ヶ月以上かかることが多く、長期戦となることが予想されます。基本的に費用はかかりませんが、1回しか利用できないため、タイミングを見極めて行動することが大切です。

2つの方法でダメなら最終手段として「裁判」

異議申立てや紛争処理制度でも納得のいく等級認定を受けられなかった場合は、最終手段として裁判を検討します。裁判所であれば、独自の基準に基づいて適切な判断を下してくれるでしょう。

ただし、裁判所も元々の認定結果を重視する傾向にありますので、その判断を覆すだけの証拠や資料、論理的かつ説得力のある主張が必要です。裁判を起こすとなれば、心身に大きな負担がかかります。弁護士と相談した上で、慎重に検討しましょう。

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